特別展示室1

平成21年10月10日から12日にかけて上高地へ行ったときの写真です。
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■ 上高地 001 ■


1024*768
 2009(平成21)年10月10日〜12日にかけて上高地に行ってきました。
これからご紹介するのはそのときに撮影した写真たちです。

 平湯温泉あかんだな駐車場から朝7時30分出発のバスに乗り、
大正池のバス停で降りたところです。
まだ午前8時ちょうど。
 朝陽は周囲の山々に遮られて、
上高地の谷間には届いていません。
朝霧がたちこめていて薄暗いくらいで、
視界はききません。
 

■ 上高地 002 ■


1024*768
 時間が過ぎるにつれ、
少しずつ視界が開けていきます。
木々の間から顔を出したのは焼岳(やけだけ)です。
わずかに頂上付近には朝陽があたって、
冠雪を照らしています。
 

■ 上高地 003 ■


1024*768
 大正池の向こう岸がぼんやり見えてきました。
この景色を見て思わず「これ、東山魁夷の世界じゃないか」とつぶやいてしまいました。
白い馬はいませんでしたが。
 

■ 上高地 004 ■


768*1024
 もう一度焼岳を振り返ります。
かなり朝陽を浴びる面積が増えています。
朝霧も徐々に消えて行きつつあります。
 

■ 上高地 005 ■


1024*768
 とにかく、この時間のこの風景は、とてもお気に入りになりました。
けっこうこの付近で時間をつぶすことになりました。
時間が過ぎるにつれ、同じはずの風景の印象が大きく変化していきます。
過ぎて行く時間がとても惜しく感じられました。
 

■ 上高地 006 ■


1024*768
同じような写真が続いていますが、
そういうわけでたぶん今後何度訪れても、
この時と同じ風景には出会えないし、
同じ写真は撮れないだろうと思うからです。

 焼岳と、大正池と、朝霧と、静寂と、寒気と。

きちんと、記憶に残しておきたいし、
記録に残しておきたい風景でした。

■ 上高地 007 ■


1024*768
右に目を向けると、
はるか向こうには穂高岳が浮かんでいます。
うっすらと雪化粧していて、
やはり朝陽に真っ白く輝いていました。

 大正池に浮かぶようにたくさんの観光客がカメラを構えています。
 

■ 上高地 008 ■


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穂高とひときれの雲。

朝陽を浴びた穂高の雪が徐々に溶けていき、
立ち上がる蒸気がすぐ上空で雲になってゆっくり流れて行きます。


 

■ 上高地 009 ■


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中でもこの写真は、
今回の旅行の中でも私の一番のお気に入りです。
 穂高や大正池を撮った写真で、
あまりこういうアングル、
こういうシチュエーション、
こういう雰囲気で撮ったのを見たことがありませんから。


 

■ 上高地 010 ■


1024*768
結局、
大正池のバス停からそんなに遠くない場所で
およそ30分くらいはとどまっていたでしょうか。
ようやく河童橋の方向へ歩き始めます。

 歩き始めて間もないところでこんな素敵な風景を見つけました。
何げない風景ですが、
とてもフォトジェニックだと思いました。
 

■ 上高地 011 ■


1024*768
これはもう田代池のところまで来ています。
穂高岳を真正面に見据えて必ずここで多くの観光客が立ち止ります。
 ここに設置してある案内板から引用します。

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-穂高連峰-
正面の谷が岳沢で、
その奥の平らな山頂が標高日本第3位の奥穂高岳(3,190m)です。
左側に西穂高岳、
右側に前穂高岳、
明神岳が連なっています。
これらの稜線は、
ひん(王へんに分と書く)岩(ひんがん)という堅くて節理の発達した火成岩からなるため、
とがった峰や断崖絶壁をつくっています
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この右手に田代池があります。
左に行けば河童橋の方向です。
もう午前9時になっています。
空はすっかり晴れて、
浮かぶ雲は、
雪解けの水蒸気によるものです。
 

■ 上高地 012 ■


1024*768
訪れたのはまだ10月だったのですが、
標高1500メートル付近の上高地では,
ごく一部ではありますが、
もう鮮やかな紅葉も見ることができました。
 しかし、
本当の紅葉の時期には、
穂高連峰が鮮やかな紅葉に染まります。
その時期からはまだ少し早かったのです。
でも今回の写真たちはこの時期でなければ撮りえなかった写真たちです。
これはこれでとても貴重で大切な記録であり記憶でもあります。
 

■ 上高地 013 ■


1024*768
これは田代池の流れです。
あまりにきれいな水に、
水底の植物も豊富な酸素の供給とたっぷりの陽光を浴びて、
青々と揺れていました。
 

■ 上高地 014 ■


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あまりに水が美しすぎて、
底までの深さが逆に分かりにくい感じです。



 

■ 上高地 015 ■


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少しずつ気温も上がってきています。

 ずっと向こうのほうの水面から水蒸気が立ち上っています。
 

■ 上高地 016 ■


1024*768
ズームレンズで引き寄せてみると、
黒い背景をバックに、
たちのぼる水蒸気がよくわかります。
 

■ 上高地 017 ■


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もう一度穂高連峰を望む展望広場から。

手前は湿原になっていて、
立ち枯れた木や葦で一面おおわれています。
この湿原はもちろん立ち入り禁止ですが、
間違えて足を踏み入れると意外と深いのかもしれません。
 

■ 上高地 018 ■


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上高地の散策路にはたくさんの案内板や説明板が設置されています。
これらを読んだり案内板に誘われて横道に入ったりしても楽しいですし、
道に迷うことはありません。

 とにかくゆっくり、
あちこち探索しながら歩いても、
大正池から河童橋までは3時間もあれば歩きとおせます。
上流に向かっての歩きですが、
ほとんど傾斜を感じないし木陰も多いので疲労感もありません。

■ 上高地 019 ■


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これを撮影したのが午前9時22分となっていました。

 この場所も脇道の一つを選択すると出てこられる場所です。
そのまま通り過ぎるのはもったいない風景が広がります。
 

■ 上高地 020 ■


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もしかすると、
こういうアングルの写真はけっこういろんなところで見る、
いわゆる典型的な絵葉書写真だと思います。

 だとしても、
まあ、
ここは上高地ですから、
こういう写真もやっぱり必要でしょ。
 

■ 上高地 021 ■


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梓川の清らかな流れ。
別に何の変哲もない風景ですが、
この水の流れる音と、
揺れる水草はやはり上高地ならではだと思いました。


 

■ 上高地 022 ■


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間近に迫る岳沢と奥穂高岳。
中央に走る深い谷が「岳沢」、
その真上の頂上部分が「奥穂高岳」。

 このあと、
午前9時50分頃から30分ほど、
上高地温泉ホテルのコーヒーラウンジでしばし休憩。
 

■ 上高地 023 ■


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午前10時30分頃。

梓川の川幅がかなり広いところに出ました。
少し逆S字にうねっているところです。
深さはあまり感じませんが、
意外にあるかもしれません。

 流れは結構早いし、
とにかく水はあくまでも澄んでいて陽光をきらきらと反射させていました。


■ 上高地 024 ■


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河童橋。午前10時57分。

約3時間かけて大正池から歩いてきました。
このあと河童食堂でお昼ご飯を食べて、帰りのバスに乗り込みました。

 いかがでしたか。
ちょっとだけでも旅行の雰囲気をお伝えできたでしょうか。
とか言ってる私自身がまた行きたくなってしまいました。
 

■ 上高地 025 ■


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最後に、現地の案内板をアップしておきます。
大正池から河童橋までは約3.5キロメートルくらいのようです。
ずんずん歩けば1時間もかからない距離だということが分かります。

 でもそれではおもしろくもなんともないでしょう。
いろんな脇道を探索してみてください。
新しい発見があるかもです。
 



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